本気出せばヲタ卒なんていつでもできるし。

社会人ジャニヲタがジャニーズとヲタクに関して勝手に考察しているブログです。

2016年頃からのジャニーズJr.の地位向上について

前回の4年ぶりの記事からまた一ヶ月経ってしまったがのんびり再開しようと思っている。

2016年頃からジャニーズJr.界では一気にユニットが乱立してきた。
ジャニーさんのマイブームかわからないけど、ジャニーズJr.の世界では定期的にユニット乱立期が発生する。
これまでも何かしらのユニットは存在しており、例えば2008年頃はキスマイやA.B.C-ZをはじめB.I.ShadowやHip Hop JUMP、B.I Shadow、スノープリンス合唱団などのユニットが活動していた。
ただ2012年くらいからキスマイやA.B.C-ZSexy Zoneがデビューしたので、何年もそのユニットで活動しているユニットは少なく、作られては消えみたいな時期が多かった気がする。
それが2015年にSixTONESというグループが結成されたことを皮切りに、Love-tune、HiHi Jet、東京B少年などができ、既にあったTravis JapanSnow Manといったユニットと共に、これまでにないユニット戦国時代となった。
これまでもジャニーズJr.はシアタークリエにて毎年コンサートを行っていたが、そのグループ割は結構毎年変わったりもしていて不安定であったが、この頃からユニットというのが確立されてきて、ユニットでの仕事というのが増えてきた。
これまでは基本的にはジャニーズJr.=研究生みたいな扱いで、デビュー組のコンサートのバックについたり先輩の舞台に出たりと言った、いわゆる「デビュー組の出演するステージにサブ出演者として出る」という仕事がメインだった。
もちろんどのコンサートのバックにつくかは発表されず、とりあえず出そうなものは手当り次第申し込んでおくというのがジャニーズJr.のファンの鉄則であった。
舞台であってもかなりいい役をもらえる人たちは名前を発表される場合もあるが、全員が発表されるわけではなかった。
時には「出演:ジャニーズJr.」みたいに発表され、「その『ジャニーズJr.』の詳細教えろ!」と何度思ったことか…
それが2016年あたりから少しずつ風向きが変わってきた。
先輩のバックではなくジャニーズJr.のユニット単体でのお仕事が格段に増えた。
デビュー組のコンサートにつくことが前もって知らされる場合さえ出てきた。
一昔前なら考えられないことだった。
シアタークリエでのジャニーズJr.ユニットごとのコンサートをはじめ、夏は六本木EXシアターでのコンサートも今や恒例になってきた。
2017年3月についに「ジャニーズJr.祭り」という名のコンサートが横浜アリーナで開かれた。
出演したのは、Mr.KING、Prince、HiHi Jet、東京B少年SixTONESSnow ManLove-tuneTravis Japanの8組で、ユニットに入ってないとなかなかジャニーズJr.としての仕事が少なくなってしまうほどであった。
我々ヲタクとしてはジャニーズ事務所の内情を詳しく知ることはでかないが、ジャニーズJr.としてステージに出ると出演料は発生しているという話だが、とはいえデビュー組のように安定的に仕事があるわけではないのでやはりジャニーズJr.という立場は非常に不安定である。
もちろん学生であればそこからの収入がなくても生活に困ることはないのかもしれないが、これが20歳を過ぎ周りの友人達が就職したりすると、「安定的な収入もないし将来的にどうなるかわからない。自分はこのままでいいのだろうか」と不安になるのは想像に難くない。
なので、やはり年齢が上がるにつれて辞めていくジャニーズJr.も少なくない。
しかしながら噂レベルであるが、どうやら近年事務所は定期的にジャニーズJr.に仕事を与えることでデビューができなくてもある程度の収入が得られるように舵を切ったようなのだ。(タッキーの意向とも言われるが)
もはやジャニーズJr.はただのバックダンサーではなく、「ジャニーズJr.」としてのブランドが確立されるようになった。
近年のジャニーズJr.の人気は凄まじく、2017年は横浜アリーナを8組のユニットで集客したが、2018年には各ユニットは単独コンサートを行い横浜アリーナを埋める集客ができるまでになっている。
更に今はどこのユニットでもコンサートをやれば申し込んでも落選するほどの人気だ。
ユニットによってはデビュー組よりも人気なのではと言われるユニットも存在する(キンプリなんかはその代表例だった)。
またユニットに属さないJr.も近年では舞台を中心に定期的に出演しており、全国あちこちでジャニーズJr.の現場が行われている昨今である。

それでもやはりジャニーズJr.が目指しているのは「デビュー」のようだ。
現在定期的に仕事があるとはいえジャニーズJr.がどのような契約を事務所と交わしているのかわからないが、やはりデビューは別格のようだ。
今までよりかは安定的な収入を得ながらデビューを目指せる状況になったのはとてもいいことだと思うが、そこは芸能界。
厳しい世界の中で自担が何とかデビューできることを祈って応援するヲタクの気持ちは変わらない。

ただ一つ、ジャニーズJr.単独でのコンサートも増えたおかげで、メインでステージに立つ自担を見られる幸せを感じながらも、デビュー組のコンサートで周りをデビュー組担に囲まれながら「バック担」としてコンサートに入るあの高揚感が失われつつあるのが、少し寂しい気がするのは私だけだろうか。