本気出せばヲタ卒なんていつでもできるし。

社会人ジャニヲタがジャニーズとヲタクに関して勝手に考察しているブログです。

出演者発表について

ジャニーズというのは、コンサートや舞台などの公演に際し、一般的には考えられないようなことがまかり通っている世界だ。

例えば、舞台やコンサートなどに必ず見るこの一文。

 

「出演者は変更になる場合があります。」

 

定型文のように事務所から来るメールやポスター、HPなどに載っているこの一文によって、私たちヲタクは発表とどんなに出演メンバーが変わろうと文句は言えないようになっている。

基本的にデビュー組に関しては、あまりそういうことはないのだが、主にジャニーズJr.の世界では出演が発表されないことも多い。

 

先日は毎年恒例の関西ジャニーズJr.の松竹座コンサートでも似たようなことがあった。

振込み期限は既に終了し、あとは当落を待つばかりとなっていたファンの元に1通のメールが届いた。

 

「出演者詳細が決定いたしました!!」

 

最初の段階では、メインとなる関西Jr.4名だけは名前が載っていたが、あとは「関西ジャニーズJr.」となっていた。

これに関しては毎年一緒でメイン扱い以外の関西Jr.は名前までは発表してくれないので、特段違和感もなかった。

恐らく名前が載っていない関西Jr.のファンの方々は「きっと出るだろう」という希望を持って振り込んだのだろうと思われる。

しかし今回は他のJr.に関しても名前が発表された。

まぁここまでは良かったのだが、それがチーム分けになっていたのだ。

A日程出演者:○○~

B日程出演者:△△~

 

みたいな感じで勝手にチーム分けされていたのだ。

全出演者が全日程出るのならば、前もって自分の好きなJr.が出ると分かってとても良かったのだが、出る日と出ない日があるのであれば「いやいや、それなら最初から言ってくれれば出る日に申し込んだわ!!」と怒りがこみ上げてくるのは当然だろう。

 

以前、クリエでも同じようなことがあった。

クリエはこのようなチーム分けでこの日程でやりますと発表しておきながら、申込みの締切り間際で「やっぱり変更になりました!」と出演者が変更になったのである。

その時点で振込みが終わっていた人も多く、自分が振り込んだ日に自分の好きなJr.が出ない・・・みたいなことが多発した。

 

一般的には、舞台の出演者は主役だろうが脇役だろうが必ず名前が発表されもし何らかの理由で変更や降板になった場合は必ず発表があり、その場合は返金対応もしてくれることが多い。

しかしながらジャニーズの世界ではメイン以外はほぼ発表されないし、されたとしても「幕が開くまでは信用してはダメだ」という気持ちが働く。

なぜならば発表されているにもかかわら出演しないこともあれば、発表されてないにも関わらず出演しているパターンも多々あるからだ。

しかもその変更に際しては何のアナウンスもなくしれっと出ていたり出ていなかったりしても、もちろん返金なんてしてくれない。

私も昔から、「コンサートのバックが発表されないのは仕方のないことだ」とここについては納得していたのだが、バーンっとポスターに名前を出し、出演者に名前を連ねているにも関わらず、幕が開いたらいないというのはどうにも解せない。

百歩譲って名前が出ていない人が出ている場合は仕方ないとしても、出演者として事務所が発表しそれを見てお金を出してチケットを取って公演に入ったら、その人がいないというのは詐欺と同じだからだ。

考えても見て欲しい。

北島三郎が公演に出演します」と言ってファンからお金を取って、いざ行ってみたらさぶちゃんはいなかった、といった場合、ファンから大クレームが起きて大問題に発展するだろう。

もし元々北島三郎が出演する予定はなかったがお金を集めるために名前を出すと言った悪意があるなら、明らかに詐欺行為だ。

それが無料のイベントだったらまだましだが、こっちとしてはお金を払っている。

遠征してまでその公演に入っている人だっているかもしれない。

このようなやり方はジャニーズ以外は絶対に通用しない。

ほかの事務所が同じようなことをしたら、きっとクレームの嵐で返金対応、もしくはその公演に入るための交通費や宿泊費までも請求されるかもしれない。

 

このようなタレントを使った商売というのは、主催者側が特定のタレントを出演させることでそれを目当てに来た観客がそれを納得したうえでその対価としてお金を支払うというビジネスモデルであるからして、そもそもその「お目当て」がいないのであればそこに観客は対価を支払おうとはしないはずである。

しかしながら、我がジャニーズ事務所はそんなことは通用せずに、何の連絡もなく出演者は変わるし、そもそも出演者の発表もないことも多い。

しかしながら、慣れというのは恐ろしいもので、長年前述の事象のように「申込み締切り後の出演者変更」や「出る出る詐欺」(出演しますと謳っていながら実際には出演しない)を経験すると、「あ、またか」となって怒る気すら起きない。

正直に言うと、今回の関西ジャニーズJr.のコンサートの出演者発表を見た時に私は、「いつもメイン以外出演者発表がないから今回は親切だな」とまで思った。

 

一般の方から見ると「そんなのひどい話じゃないか!なぜ主催者側にクレームを入れないのか!」と思うかもしれないが、ヲタクにはあまりクレームを言えない理由もある。

いわゆる「ブラリ」が怖いからだ。

ブラリとはブラックリストの略だが、クレームを入れることで事務所側に目を付けられて今後一切のチケットが取れなくなるというのは都市伝説なのかもしれないが、割とこの説を信じているヲタクが多い。

「全うなことを言っているのにブラックリストに入れるとはなんという事務所だ!」というこれまた全うな意見も聞こえてきそうだが、それほどヲタク達はチケットが取れなくなる恐怖を抱えている。

大好きな彼を見に行くためにはどうしてもジャニーズ事務所とうまく付き合うことが必要なのだ。

 

事務所に変わってもらおうなんてもう思わない。

 

ただ大好きな彼に会うための現場をください。

 

たとえ名前が発表されなくても、発表されて見に行ったのにステージ上にいなくても、すぐに気持ちを切り替えて、ヲタクは彼がいる本当の現場を探し求めるしかないのだ。