本気出せばヲタ卒なんていつでもできるし。

社会人ジャニヲタがジャニーズとヲタクに関して勝手に考察しているブログです。

2016年頃からのジャニーズJr.の地位向上について

前回の4年ぶりの記事からまた一ヶ月経ってしまったがのんびり再開しようと思っている。

2016年頃からジャニーズJr.界では一気にユニットが乱立してきた。
ジャニーさんのマイブームかわからないけど、ジャニーズJr.の世界では定期的にユニット乱立期が発生する。
これまでも何かしらのユニットは存在しており、例えば2008年頃はキスマイやA.B.C-ZをはじめB.I.ShadowやHip Hop JUMP、B.I Shadow、スノープリンス合唱団などのユニットが活動していた。
ただ2012年くらいからキスマイやA.B.C-ZSexy Zoneがデビューしたので、何年もそのユニットで活動しているユニットは少なく、作られては消えみたいな時期が多かった気がする。
それが2015年にSixTONESというグループが結成されたことを皮切りに、Love-tune、HiHi Jet、東京B少年などができ、既にあったTravis JapanSnow Manといったユニットと共に、これまでにないユニット戦国時代となった。
これまでもジャニーズJr.はシアタークリエにて毎年コンサートを行っていたが、そのグループ割は結構毎年変わったりもしていて不安定であったが、この頃からユニットというのが確立されてきて、ユニットでの仕事というのが増えてきた。
これまでは基本的にはジャニーズJr.=研究生みたいな扱いで、デビュー組のコンサートのバックについたり先輩の舞台に出たりと言った、いわゆる「デビュー組の出演するステージにサブ出演者として出る」という仕事がメインだった。
もちろんどのコンサートのバックにつくかは発表されず、とりあえず出そうなものは手当り次第申し込んでおくというのがジャニーズJr.のファンの鉄則であった。
舞台であってもかなりいい役をもらえる人たちは名前を発表される場合もあるが、全員が発表されるわけではなかった。
時には「出演:ジャニーズJr.」みたいに発表され、「その『ジャニーズJr.』の詳細教えろ!」と何度思ったことか…
それが2016年あたりから少しずつ風向きが変わってきた。
先輩のバックではなくジャニーズJr.のユニット単体でのお仕事が格段に増えた。
デビュー組のコンサートにつくことが前もって知らされる場合さえ出てきた。
一昔前なら考えられないことだった。
シアタークリエでのジャニーズJr.ユニットごとのコンサートをはじめ、夏は六本木EXシアターでのコンサートも今や恒例になってきた。
2017年3月についに「ジャニーズJr.祭り」という名のコンサートが横浜アリーナで開かれた。
出演したのは、Mr.KING、Prince、HiHi Jet、東京B少年SixTONESSnow ManLove-tuneTravis Japanの8組で、ユニットに入ってないとなかなかジャニーズJr.としての仕事が少なくなってしまうほどであった。
我々ヲタクとしてはジャニーズ事務所の内情を詳しく知ることはでかないが、ジャニーズJr.としてステージに出ると出演料は発生しているという話だが、とはいえデビュー組のように安定的に仕事があるわけではないのでやはりジャニーズJr.という立場は非常に不安定である。
もちろん学生であればそこからの収入がなくても生活に困ることはないのかもしれないが、これが20歳を過ぎ周りの友人達が就職したりすると、「安定的な収入もないし将来的にどうなるかわからない。自分はこのままでいいのだろうか」と不安になるのは想像に難くない。
なので、やはり年齢が上がるにつれて辞めていくジャニーズJr.も少なくない。
しかしながら噂レベルであるが、どうやら近年事務所は定期的にジャニーズJr.に仕事を与えることでデビューができなくてもある程度の収入が得られるように舵を切ったようなのだ。(タッキーの意向とも言われるが)
もはやジャニーズJr.はただのバックダンサーではなく、「ジャニーズJr.」としてのブランドが確立されるようになった。
近年のジャニーズJr.の人気は凄まじく、2017年は横浜アリーナを8組のユニットで集客したが、2018年には各ユニットは単独コンサートを行い横浜アリーナを埋める集客ができるまでになっている。
更に今はどこのユニットでもコンサートをやれば申し込んでも落選するほどの人気だ。
ユニットによってはデビュー組よりも人気なのではと言われるユニットも存在する(キンプリなんかはその代表例だった)。
またユニットに属さないJr.も近年では舞台を中心に定期的に出演しており、全国あちこちでジャニーズJr.の現場が行われている昨今である。

それでもやはりジャニーズJr.が目指しているのは「デビュー」のようだ。
現在定期的に仕事があるとはいえジャニーズJr.がどのような契約を事務所と交わしているのかわからないが、やはりデビューは別格のようだ。
今までよりかは安定的な収入を得ながらデビューを目指せる状況になったのはとてもいいことだと思うが、そこは芸能界。
厳しい世界の中で自担が何とかデビューできることを祈って応援するヲタクの気持ちは変わらない。

ただ一つ、ジャニーズJr.単独でのコンサートも増えたおかげで、メインでステージに立つ自担を見られる幸せを感じながらも、デビュー組のコンサートで周りをデビュー組担に囲まれながら「バック担」としてコンサートに入るあの高揚感が失われつつあるのが、少し寂しい気がするのは私だけだろうか。

気付けば4年経ってしまった…

お久しぶりです。

というかもう丸四年も放置していたので、見てる方はいないと思うので皆様はじめまして、というべきかもしれません。。。
このブログはそもそも本当に暇つぶしで始めたブログでした。
が、突如仕事が忙しくなりその他色々なことがありブログを更新してる暇もなくなりそのうち忘れ去られるという…
最後アンケート取ったにも関わらず、集計結果のご報告までできず、回答頂いた方は大変申し訳ありませんでした(多分もうこれもご覧になってないかと思いますが…)。
だいぶあの頃とジャニーズ事務所を取り巻く環境も変わり私達ヲタクの環境も変わったので、今あの頃のアンケートを発表しても意味をなさなくなり大変申し訳ないです。

今ふらっとこのブログを思い出したのは、やはり令和になり思いっきりジャニーズ事務所の環境が変わったからこそ、また暇つぶしで色々書きたいなと思ったからです。
まさに「暇つぶし」なのでいつまた音信不通になるかもわかりませんが…

イチヲタクの戯言と思って軽く読んでくれると嬉しいです。

(ちなみに今一番書きたいのは「ジャニーズJr.の立場の変化」ですかね。)

担当は年下か年上か

 

あなたの担当は自分より年上ですか?それとも年下ですか?

 

初めてジャニーズを好きになったのは幼稚園の頃だったのでその時はもちろんその人は年上だったが、中学生になって好きになった人も4つ上の人であった。

まぁ中学生だとJr.を含めてもほとんどのジャニーズがまだ年上になるとは思うが、やはり中学生の頃は自分より年上の人への憧れ的なものをあり、お兄さんのような感じで好きだった。

高校生になり私はヲタ卒をするのだが、その後何年かあとに出戻りしてきて同年代を好きになったのだが、その後私は初めてガツンと年下を担当とした。

もちろん最初は「こんな年下の担当と名乗っていいのかな」という迷いがあった。

私はそれまで自分よりだいぶ年下のアイドルを好きという人はどういうスタンスなんだろうと思っていた。

例えばタッキーなんかはとてもおばさま方からの支持が厚く、初めてタッキーの舞台を見に行った時に杖をついたおばあさまも来ていらっしゃったりしてとても驚いたことを覚えている。

「母親目線で好きなのかな?」とか「弟みたいにかわいいと思って好きなのかな」とか思っていたけれど、いざ自分が5歳以上年下を好きになってみると、全然そうでなく同年代の自担を好きだった時と全く同じスタンスで「好き」なのである。

私はあまり自担に対して「かわいい」という表現をしない人で、逆に「カッコイイ」と思える人を自担にするタイプなのだけれど、年下の自担を「カッコイイ!」と心から思っているし「まだまだ子供だな~」みたいな上から目線みたいなことはしないし、何なら私は自担と同じ目線まで自分を下に持っていっているのだと思う。

つまり、年甲斐もなく自分の年齢を完全に棚に上げている。

 

現実の世界で、たとえば20代半ばとか30代の人が高校生の男の子に恋していると聞くと、いささか危ない匂いもするのだけれども、あくまでアイドルとファンという位置づけにおいてはこれくらいの年齢差はよくある話である。

一般的にヲタクではない人に「高校生のJr.が好きなんだ」と話すと100%の確率で、「それ大丈夫!?笑」という反応を示される。

常々ジャニヲタと一般人の根本的な考え方の違いを色々な局面で痛感するのだが、これもまたその例なのかもしれない。

一般人に、20代にもなって「ジャニーズが好き」と言うと「いい加減現実見なよ!ジャニーズと結婚できるわけじゃないし!」と言われる。

しかしながらこちらからすれば、自担と結婚できないことは当然分かっているし別に結婚しようと思ってジャニヲタをしているわけでもないので、十分現実を見ているつもりである。

もちろん結婚してくれるなら大歓迎なのだが、そういう話ではなく手の届かないところにいるアイドルを見ながら「カッコイイ」やら今日の公演はここがどうだったやら言っているのが楽しいわけで、本気で結婚するために現場に通っているわけでもない。

既にここから一般人とジャニヲタの間で全く理解しあえない溝があるのだが、同様に「一回りも違うアイドルを好きなんて信じられない」というのも一般人には到底理解できない思考なのかもしれない。

逆にこちらからしたら「アイドルだからこそ一回りも違う人が好きなんです!現実世界ではDKに手出そうと思わないし!!健全!!!!」と声を大にして言いたい。

当たり前だけど現実にいる男とアイドルの男は違う。

双方向のコミュニケーションはなく常にこちら側からの一方通行である。

雑誌やテレビ、公演中の様子でしか自担の発言を聞くことはできないし、本当にこの人がどんな人かは全くわからない。

相手は自分を嫌いになったりケンカをしたりすることがない代わりに好きになることもない。

だからこそ年の離れた自担を「好き」でいれるのではないか。

 

昔、こんな話を聞いたことがある。

 

「自分の子供よりうちの犬のほうが百倍もかわいいわ~」と冗談で言う親がたまにいるけれど、それは犬は言葉を話さないから人間は都合のいいように解釈するからだ。

子供だったら反抗期に「うっせーな!クソババア!」と母親に言うかもしれないが犬はそんなことは言わない。

実際心では思っているのかもしれないけれど、こちらとしてはそんなのはわからないので「この子私のこと大好きって言ってるんだわ!」と勝手に解釈しているのだ。

だからペットは人間に好まれる。

言葉を話さない分自分の想像で自分に都合のいいように捉えるからだ。

 

この話を聞いた時なるほどと思った。

もちろんペットにだって心があるし「その感情を私はいつも理解している!」と反論する方もいるかもしれないが、家族であってもなかなか人の本心を知ることはなかなか難しい。

だったら言葉をしゃべれないペットであればなおさら難しいだろう。

 

これと一緒で、アイドルというのは決して自分と1対1で対峙してコミュニケーションを取る事はないので、アイドルの本当の姿というのは見えない。

だからこそ「アイドル(idol)=偶像」と表されるように、ファンが勝手に「こういう人だろうな」とか「こんな風に思っているんだろうな」とか想像することで思いを膨らませることができる。

もしかしたら本当に自担と接することができたら「あれ?やっぱり子供だな・・・」となるのかもしれない。

しかしそれがアイドルで全てが見えないからこそいくら年下でも純粋に「好き」という感情が成り立っているのだ。

 

やっぱりジャニヲタは楽しい。

アイドルは偉大である・・・。

 

 

 

~お知らせ~

ただいまアンケート実施中です。

お暇な方は暇つぶしにご回答頂けると幸いです。

⇒ご協力ありがとうございました。締め切りました。

 

【アンケート】ジャニヲタが1年に行く現場の数は?

最近面白そうな議題がないためなかなか記事を更新できないのだが、初めての試みでアンケートなんかをやってみたいと思う。

たまに他の方のブログでアンケートを行っている方がいらっしゃるのだが、かなりのデータを扱っていてなかなか読み応えがあるものになっていて興味深く拝見している。

この手のアンケートというのは、やはりデータの数が多ければ多いほどより正確に傾向がつかめる。

正直このブログが何人の方に見て頂いているのかがわからないので、有効回答数10とか20では意味がないのかもしれないのだが、やるだけやってみようかと思う。

あまりにしょぼい結果になった場合は、何事もなかったかのように闇に葬り去る可能性もあるので、その際はそっとしておいて欲しい・・・

 

前置きが長くなったが、アンケートの表題は「ジャニヲタが1年に行く現場の数」である。

当たり前であるが、人によってヲタクのスタンスはそれぞれで、いわゆる「茶の間」で現場にはほぼ行かない方もいれば、全ステする方もいる。

今回はヲタクが1年に行く現場の数からその人のジャニヲタとしてのスタンスを考察しようと思う。

現場にはそう行かなくてもその分すごくメディアを追っている人や自分のレコーダーに録りだめている番組などを毎日見ている人や、公演は数多く入るけれども現場期間中だけであって普段はそんなにヲタ活していない人もいるだろう。

ジャニヲタといえど、いろんなヲタクの形があるので少しでもそんな形を垣間見れればいいなというのが今回のアンケートの趣旨である。

 

暇な方は以下のアンケートフォームからお答え頂ければと思う。

(ご協力ありがとうございました。)

 

期間は本日より11/23までとしたい。

もし周りのヲタ友も興味がありそうでしたらご紹介をば。

有効回答数がそれなりにあって考察ができそうであればこのブログで記事にしたいと思う。

よろしくお願いします。

出演者発表について

ジャニーズというのは、コンサートや舞台などの公演に際し、一般的には考えられないようなことがまかり通っている世界だ。

例えば、舞台やコンサートなどに必ず見るこの一文。

 

「出演者は変更になる場合があります。」

 

定型文のように事務所から来るメールやポスター、HPなどに載っているこの一文によって、私たちヲタクは発表とどんなに出演メンバーが変わろうと文句は言えないようになっている。

基本的にデビュー組に関しては、あまりそういうことはないのだが、主にジャニーズJr.の世界では出演が発表されないことも多い。

 

先日は毎年恒例の関西ジャニーズJr.の松竹座コンサートでも似たようなことがあった。

振込み期限は既に終了し、あとは当落を待つばかりとなっていたファンの元に1通のメールが届いた。

 

「出演者詳細が決定いたしました!!」

 

最初の段階では、メインとなる関西Jr.4名だけは名前が載っていたが、あとは「関西ジャニーズJr.」となっていた。

これに関しては毎年一緒でメイン扱い以外の関西Jr.は名前までは発表してくれないので、特段違和感もなかった。

恐らく名前が載っていない関西Jr.のファンの方々は「きっと出るだろう」という希望を持って振り込んだのだろうと思われる。

しかし今回は他のJr.に関しても名前が発表された。

まぁここまでは良かったのだが、それがチーム分けになっていたのだ。

A日程出演者:○○~

B日程出演者:△△~

 

みたいな感じで勝手にチーム分けされていたのだ。

全出演者が全日程出るのならば、前もって自分の好きなJr.が出ると分かってとても良かったのだが、出る日と出ない日があるのであれば「いやいや、それなら最初から言ってくれれば出る日に申し込んだわ!!」と怒りがこみ上げてくるのは当然だろう。

 

以前、クリエでも同じようなことがあった。

クリエはこのようなチーム分けでこの日程でやりますと発表しておきながら、申込みの締切り間際で「やっぱり変更になりました!」と出演者が変更になったのである。

その時点で振込みが終わっていた人も多く、自分が振り込んだ日に自分の好きなJr.が出ない・・・みたいなことが多発した。

 

一般的には、舞台の出演者は主役だろうが脇役だろうが必ず名前が発表されもし何らかの理由で変更や降板になった場合は必ず発表があり、その場合は返金対応もしてくれることが多い。

しかしながらジャニーズの世界ではメイン以外はほぼ発表されないし、されたとしても「幕が開くまでは信用してはダメだ」という気持ちが働く。

なぜならば発表されているにもかかわら出演しないこともあれば、発表されてないにも関わらず出演しているパターンも多々あるからだ。

しかもその変更に際しては何のアナウンスもなくしれっと出ていたり出ていなかったりしても、もちろん返金なんてしてくれない。

私も昔から、「コンサートのバックが発表されないのは仕方のないことだ」とここについては納得していたのだが、バーンっとポスターに名前を出し、出演者に名前を連ねているにも関わらず、幕が開いたらいないというのはどうにも解せない。

百歩譲って名前が出ていない人が出ている場合は仕方ないとしても、出演者として事務所が発表しそれを見てお金を出してチケットを取って公演に入ったら、その人がいないというのは詐欺と同じだからだ。

考えても見て欲しい。

北島三郎が公演に出演します」と言ってファンからお金を取って、いざ行ってみたらさぶちゃんはいなかった、といった場合、ファンから大クレームが起きて大問題に発展するだろう。

もし元々北島三郎が出演する予定はなかったがお金を集めるために名前を出すと言った悪意があるなら、明らかに詐欺行為だ。

それが無料のイベントだったらまだましだが、こっちとしてはお金を払っている。

遠征してまでその公演に入っている人だっているかもしれない。

このようなやり方はジャニーズ以外は絶対に通用しない。

ほかの事務所が同じようなことをしたら、きっとクレームの嵐で返金対応、もしくはその公演に入るための交通費や宿泊費までも請求されるかもしれない。

 

このようなタレントを使った商売というのは、主催者側が特定のタレントを出演させることでそれを目当てに来た観客がそれを納得したうえでその対価としてお金を支払うというビジネスモデルであるからして、そもそもその「お目当て」がいないのであればそこに観客は対価を支払おうとはしないはずである。

しかしながら、我がジャニーズ事務所はそんなことは通用せずに、何の連絡もなく出演者は変わるし、そもそも出演者の発表もないことも多い。

しかしながら、慣れというのは恐ろしいもので、長年前述の事象のように「申込み締切り後の出演者変更」や「出る出る詐欺」(出演しますと謳っていながら実際には出演しない)を経験すると、「あ、またか」となって怒る気すら起きない。

正直に言うと、今回の関西ジャニーズJr.のコンサートの出演者発表を見た時に私は、「いつもメイン以外出演者発表がないから今回は親切だな」とまで思った。

 

一般の方から見ると「そんなのひどい話じゃないか!なぜ主催者側にクレームを入れないのか!」と思うかもしれないが、ヲタクにはあまりクレームを言えない理由もある。

いわゆる「ブラリ」が怖いからだ。

ブラリとはブラックリストの略だが、クレームを入れることで事務所側に目を付けられて今後一切のチケットが取れなくなるというのは都市伝説なのかもしれないが、割とこの説を信じているヲタクが多い。

「全うなことを言っているのにブラックリストに入れるとはなんという事務所だ!」というこれまた全うな意見も聞こえてきそうだが、それほどヲタク達はチケットが取れなくなる恐怖を抱えている。

大好きな彼を見に行くためにはどうしてもジャニーズ事務所とうまく付き合うことが必要なのだ。

 

事務所に変わってもらおうなんてもう思わない。

 

ただ大好きな彼に会うための現場をください。

 

たとえ名前が発表されなくても、発表されて見に行ったのにステージ上にいなくても、すぐに気持ちを切り替えて、ヲタクは彼がいる本当の現場を探し求めるしかないのだ。

 

ヲタク=楽しい を最優先に

ヲタクをしていると知らないことがたくさんあって、茶の間時代には想像もつかなかったような世界が広がっていることに驚く。

それは単純にアイドルとファンという関係ではあるものの、やはり人間の「好き」という感情で成り立っているがゆえ、ヲタク側には勝手に色々な感情が渦巻くのである。

それゆえチケットの当落やら担降りやらヲタ友との関係やらで、めんどくさいなーと思ったことは誰でもあるのではないか。

私は思考的には比較的ライトなヲタクだと自負しているのだが、たまにこんなに病まなくても・・・と思うほどよく病んでいるヲタクもいる。

病む理由は人それぞれだけど、周りがたくさん公演に入っているのに自分は入れないみたいな、自分の都合に病むとかではなくて、例えば自担が干されているとか、グループ内格差が気になって自担の気持ちを考えると胸が痛むとか、少年収で先月よりラインが下げられているとか、自担に思いを馳せて病むパターンをよく目にする。

とっても感受性豊かな方なんだろうと思うし、自分の好きな人が苦しんでいる(であろう)と思うと、こちらも一緒になって悲しむというのは、人の気持ちに寄り添うことの出来る素晴らしい人だと思う。

家族であろうと友人であろうとアイドルであろうと、自分の好きな人には幸せであって欲しいと思うし、自然な流れなのかもしれない。

ただ相手がアイドルという立場になると、実際に「大丈夫?」などと声をかけることもできないし、本人が本当のところどう思っているのかを直接聞くこともできない。

想像することしかできない側としてはなおさら心配してしまうこともあるかもしれない。

ヲタクとしてできるのは、ファンレターを書くとか、雑誌のアンケートを書くとか、CDやDVDを買うとか、ただただ地道に応援することだけである。

しかし、やはりそれだけしかできない自分がもどかしくて落ち込んでしまったり、ひいてはもうファンをしていることに疲れてしまったりする人もいるかもしれない。

 

ただ、ヲタクをするうえで絶対忘れてはいけないのが、「ヲタクであることを楽しむ」ということである。

ヲタクは仕事でもなければ義務でもない。

ある日突然「やーめた!」と放り投げても全く問題ないのである。

自らの選択によりヲタクをしているということを決して忘れてはいけない。

私のようにジャニーズを生活の軸に置いてしまっている重症患者においても、誰かにそれを強制されているわけでもなければそれを止めたからと言って食いっぱぐれるわけでもない。

なので、辛いと思えばすぐに止めていいし楽しいと思えば続ければいい、また一旦止めて出戻ることも自由だ。

“Depend on you” である。

そう思うとふと、心が軽くなりはしないだろうか。

 

「私がいるこの世界は、私次第で出たり入ったりできる」

 

そのように考えれば、入りたい公演のチケットがなくて「キー!!」ってなったり、自担が自分の後ろだけファンサしてスルーしていってもやもやしたり、担降りしようか悩んでいたとしても、

「まぁこの世界をコントロールしているの私だから。」と思って、一旦この世界から外に出ることも可能なのだ。

ヲタクをするのであれば、やはり楽しくやりたい。

日々日常生活を過ごしていれば、辛いことや大変なことは絶対にある。

そこから少しでも放たれるためにヲタクをしているのに、さらにヲタクの世界で辛いことや大変なことを抱えていたのでは意味がない。

所詮アイドルとファンという関係である以上は、自分本位になることが一番である。

自分の生活を犠牲にしてそのアイドルに費やしたとしても、悲しいかな、そのアイドルは本人の生活を犠牲にして自分に直接的に何かをしてくれるわけではない。

だからこそ、自分だってもっと自由になっていいはずである。

 

「ヲタクちょっと疲れたなぁ・・・」と思った時は、誰の許可も得ずにさっと離れてみればいいのだ。

 

ジャニヲタの分類

ジャニヲタにはスタンスによっていくつかのジャンルに分けられる。

ヲタクの数だけスタンスがあるので一概には分けられないが、以下は私なりのヲタクの分類および定義付けであるので、参考程度に見て欲しい。

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「茶の間」は主にメディア媒体を主とするファンである。

一番一般層に近くこの辺はヲタクというよりファンと言ったほうがふさわしいかもしれない。

茶の間は非常に大事な層であり、雑誌やCDを買ってくれてテレビもチェックしてくれる。

ジャニーズのタレントそのものからは直接見えなくても、茶の間および一般層のファンがどれだけつくかでCDの売上や視聴率も変わってくるため、事務所としてはかなりここは大事にしたい層。

特に地方の中高生などは現場に足を運ぶことが難しい一方で、熱心にメディア媒体を見てくれるしSNSを駆使した口コミ力も持っているので、あなどれない層である。

 

「ゆるヲタ」は茶の間に近いが、現場にもたまに足を運ぶ。

現場があれば自分の生活圏内に行ける距離であれば行く。

行きたい分の振込みだけして、届いたチケットで入る。

申し込んだ公演が外れてしまえば諦められる理性も持っている。

自分の生活をきちんと送りつつ、趣味程度にジャニーズをたしなんでいる。

 

そして「一般ヲタク層」は、非ヲタから見て明らかに「ヲタク」として認識される。

生活の中心はジャニーズ。

メディアも追うし現場にも熱心に通う。遠征にも積極的。グッズも買う。

公演数もそこそこ入るため振込みはちゃんとする。

基本的には自チケで入るが、余分に取れたチケットを交換して違う公演も入ろうとする。

また自担の立ち位置にもこだわるため、前列でなくても席の場所(上手か下手かなど)にもこだわりを見せ、時にはサイドチェンジもする。

ただ「一般ヲタク層」にも、チケットに絶対定価以上は払わない、払うくらいなら諦めることのできる「定価主義」な人と、希望した公演が取れなかった場合やあとから公演をもっと増やしたいと思った場合にはやむを得ず定価以上を払うこともいとわない人と2パターンいる。

 

「ガッツ」は現場命の層。

ツアーや舞台が決まれば全力で現場に通う。遠征は当たり前。

そして「ガッツ」の中にもいくつか分かれる。

ここでは「多ステ派」「良席派」「最前派」に分けてみる。

とにかく公演数はこなすが席は問わず後列でも入る「多ステ派」。

この層は基本的に自チケを主とするため、振込みにも全力。

足りない分だけを譲ってもらうなり買うなりで補う。

多ステすることに命をかけているので、やむを得ず定価以上払うことについては特に抵抗はない。

「多ステ派」に関しては、現場の通い方やチケットの取り方については「一般ヲタク層」と近いかもしれない。

「良席派」は席にこだわる。

自チケを持っていてもその席が気に入らなければ買い直す。

決して後列なんかには入らない。

「良席派」は回数もそれなりに入るため、自分の予算との兼ね合いで最前だけにこだわらず少し後ろに下がっても納得する席があれば入る。

立ち位置にもこだわるためサイドチェンジなども多用。

「最前派」は名前の通り最前にしか入らない。

とにかく最前にしか興味がないので、最前が出回れば買う。金額は二の次。

最前を買うためには自分が入る公演数を減らすこともいとわない。

もはや最前ガッツは意地とプライドの塊。

 

 

以上のようにヲタクを分類してみた。

この分類とは別に「オリキ」も存在するが、ここでは割愛している。

 

このようにスタンスによって色々なジャニヲタが存在するのだが、基本的にヲタクは類友のため同じジャンルのヲタクが周りに集まることが多い。

茶の間と最前ガッツでは話が合わないのでそれは当たり前だとは思うのだが・・・

ただ同じ人であっても担当が変わると分類が変わることも多々ある。

元々良席ガッツだったのに、降りた途端「遠くからでも自担を見れれば幸せ」みたいなスタンスに変わったり、ゆるヲタだったのに担当が変わった途端急にガッツになったりというのはよくある話だ。

ただその時々で変われどヲタクをするうえでの「ポリシー」みたいなのをそれぞれみんな持ち合わせていて、それに沿ってヲタクをしているのがとても興味深い。

いつか何かの企画で座談会などやりたいくらいである。

それぞれの分類のヲタクなりの楽しみ方があるので、自分にあったヲタクの仕方をしたいものだ。